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スタート地点は遠い

翔太の仲間うちで、バナナと呼ばれてるやつが居る。
そいつはいつもバナナをかじりながら、公園の噴水の前にぼんやりと座っている。

翔太はそいつが大嫌いだった。


[ スタート地点は遠い ]


「おいバナナっ」

翔太は今日もそいつに挑んだ。黒いランドセルは今年の四月、祖父母が買ってくれたものなのに、もういくらかの傷が目立つ。

そいつはこの近くの中学の制服を着て、翔太が家へ帰るこの昼間の時間にいつもそこでバナナを食っている。
だから、あだ名はバナナ。

「何?」

そいつは億劫そうに翔太を見た。自分がバナナと呼ばれたことも、対して気に留めていない。

「何でいっつもバナナ食ってんだよ!」
「24回目の質問だね」

そいつはまだ半分もなくなっていないバナナをかじって言う

「24回目の答えだよ。好きだから」

それこそ24回聞いた。

「んだよ、ずーっとバナナ、バナナ、バナナ!動物園のサルでもりんごとか食ってるぞ!」
「じゃあ、そのサルはりんごも好きなんでしょ」

言ううちに、彼はパクパクと残りのバナナを食って、皮を丁寧に近くのゴミ箱へ捨ててから、顔だけを翔太へ向ける

「じゃあ、帰るから。早く帰った方がいいよ、腕白」
「ワンパクってなんだよ、バーカッ」

翔太の罵声はそいつには届かない。



++



其の日は憎たらしいほどの快晴で、空は驚くほど碧く、雲はムカツクぐらい白かった。
木陰にある噴水の前には、やっぱりそいつが居た。

「やぁ。なんだかんだ、六年目の付き合いだね」

翔太を見つけて、そいつはいう。

「お前が俺の通学路にいるからだ」

翔太は答える。

「君が昼食の真っ最中に来るからだよ」

翔太はすでに悟っている。そいつに何を言ったって、自分は勝てないことを。
翔太はどっかりと隣に座る。
そいつはいつの間にか林檎も一緒に持ってくるようになっていて、いつも丸々一個、紅いリンゴを翔太に渡す。

そして翔太は、それをかじる。リンゴの味なんて飽きたけど、食べないとさびしくなる。
・・・リンゴ中毒。バナナはバナナ中毒だ。
子供達の不思議なものを見る視線が痛かった時期もあるが、もう気にもならない。

低学年の頃はそれこそ毎日、この時間にここを通った。けれど高学年にもなれば、授業は六時間が当たり前である。
そいつと会うのは、隔週の土曜日だけ。
翔太はそいつが嫌いなのに、会わないとさびしくなる。
其れが悔しくて、翔太は出会うたびに罵声を吐いた。
けれどそいつは、表情も変えず、時間になるまでのんびりとバナナを食べながら翔太をからかい、帰って行く。 「ランドセル、随分年期がいったね」 「・・・んだよ」 あの日ピカピカだったランドセルは、今や塗装がはげてボロボロのグシャグシャである。 「腕白、なにかあったんだ?」 そのセリフに飛び上がった翔太は、まじまじと隣のそいつをみた。 「・・・え。バナナ、何言ってんの」 「何かあったんだね、って言ってる」 翔太はしばらく開いた口がふさがらなかった 「だらし無いよ、あけっぱなしは」 「な・・・んだよ、お前、俺のクラスのぞいてんのかっ」 ふ、とそいつが笑った 「そこまで暇じゃないよ。それに、もう帰る時間だけど、もし何か言いたいことがあるなら、言ってみなよ」 翔太はむっつりと黙りこんだ。 其のままそいつがいなくなればいいと思ったわけでもないし、かといってそいつに突っ込んでほしいと思ったわけでもない。 ただ言葉にならず、じっと黙ってうつむき、スニーカーのつま先で土を蹴った 「バナナは何でバナナ食ってんの」 「31回目。好きだから」 「じゃあ32回目。何で。何で毎日飽きもせずこんなところでバナナ食ってんの。友達いねぇの」 返事が無く、翔太は驚いて顔をあげた。そいつは、うーん、と呻きながら翔太と視線を合わせて、そして言った 「そうだねぇ。はじめは、学校って面倒だったから、家のバナナ持ってきて此処で食べて帰った。
 そしたら、変な小学生が毎日突っかかってくんの」 一瞬訳が分からず、ようやく翔太は、その小学生の正体に思い至る。 翔太が言い募る前に、そいつは続けた 「はじめはウザくって。だって、子供嫌いだし。けど、そいつ見てると思いだして。
 ああ、あん時、学校、楽しかったなって」 それは初めて聞くバナナの独白。思わず息を止めてしまったことに気づき、翔太は慌てて息を吸う。 「そう思うと、毎日の罵声も、聞かないとさびしくなるようになってね。変だね。Mじゃないはずなんだけど」 そいつは微笑む。いつも詰まらなさそうにしていたのに、いつの間にこうやって微笑むようになっただろう 「けど、それももうお終い」 そいつは立ち上がる 「今日で最後」 「え・・・」 翔太は訳が分からず、思わずひっくり返った声で問い返した 「なんで!?」 「だって、今日卒業式だったし。・・・大学、遠いから」 そう言ってバナナはすたすたと、いつもとは反対の方へ歩き出す 「ば、バナナっ」 翔太ははじめて、去っていくそいつを追いかけた。 「な、なんだよ、ど、どこの・・・どこに―――」 「・・・君のさっきの、31回目の質問に答えてあげよう。ウチ、八百屋なんだ。だからバナナがいつもあった」 振り返らず、そいつは妙に明るい声でそう言って、そして、早足で歩き去ろうとする。 「・・・何だよクソ女っ」 「そんな暴言、私以外に吐いたら嫌われるよ」 「いーよっ」 翔太は少し離れたそいつに大声で声をかける 「俺の話、聞くんじゃなかったのかよ、バナナ女っ」 「失敬な」 翔太が成長の早い少年だったからだが、
そいつはいつの間にか自分よりも背が低くなっていて、いつの間にか伸びた髪は少しだけ茶色い。 「バナナ女ってのは、全身黄色い人のことを言うんだよ。腕白」 「・・・バナナならどうすんだよ。クラスの女子二人からコクられたら」 翔太は問いかけた 「そうだね。ここで毎日、バナナ食べてみるかな」 そんな答え、と言い掛けて、翔太は笑った。 「あんたの家と違って、俺の家は一軒家だから、バナナは手元にねぇよ」 「そうか。そりゃ残念」 「だからさ」 翔太はまっすぐそいつを見て、言った。 「毎日俺の分、バナナ持ってきてくれよ。ずっと」 「・・・そうだねぇ」 そいつは微笑む 「君が毎日、通るんならね」 ++ 翔太はそして空を見上げる。 彼女を追いかけたかのように、翔太は近くの中学から高校へ進学した。 彼女と違い、学校生活は楽しく、不服もそんなになく
―――あえて言うなら、成績が不安で仕方がないが―――おおむね良好に過ごしていた。 けれど翔太は忘れられずに、毎日昼になるとこの公園の噴水に腰かけて、彼女と同じ場所で弁当を食べる。 流石に毎日フルーツは、育ち盛りにはきつかった。 友達は不思議がるし、クラスメイト達ははやし立てるけれど、
翔太は人づきあいの良い方だったので、あまり頓着されなかった。 だから結局、翔太はあれ以来彼女に会っていない。 翔太は彼女の本名すら知らない上に、八百屋なんてこのあたりにはなかったのだから、追いかけようもなく 毎日通ったら、と彼女は言った。 けれど翔太は通れなかった。 未練がましいなぁ。そう思いながら、翔太は今日もそこへ座って弁当の包みを開ける。 不意に影が自分を覆った。 翔太は顔を上げる 「早いじゃん」 逆光で顔は見えなかったけれど、その声は、懐かしいあの声で、だから翔太は勢いあまって立ち上がった。 膝の上に乗っていた弁当がひっくり返っておちる 「ば、ば、ばなな!」 「バナナがいいの?」 其の手に持っているのはひと房のバナナと、ふたつ入りパックのリンゴが入った近くのスーパーの袋だった 其れを指さし、そいつは微笑む 「実家。継ぐの」 それは翔太が中学生になってから通い詰めていると言っても過言ではない小さなスーパーマーケットだった。 「や、八百屋・・・八百屋・・・ああ、うん、確かに八百屋だ」 訳の分からないことを言いながら、翔太は目の前のそいつを見る。 「背ぇ、伸びたねぇ」 「・・・アンタなんか嫌いだ」 翔太はそいつを見下ろす。 「俺がどれだけ―――」 「いいじゃない。ほら、バナナ、食べようよ」 翔太の隣に座り、そいつはバナナを昔のようにほおばる 地面に落ちた弁当に気が付き、ひどく落胆する翔太に残りのバナナと林檎を押しつけてから、そいつはいう 「結局ね」 翔太は自棄になって、りんごにかじりついてから、そいつを見る 「心配になって、寂しくなって帰ってきた。こんな町、出て行く気だったのに」 「何だってんだよ」 分かんないかなぁ、とそいつは不服そうな顔をして翔太を見た 「迷惑じゃなかったら、明日も明後日も、バナナ持ってきてあげるって言ってるんだけど」 「・・・っ」 咄嗟に齧ったリンゴを丸のみした翔太はのどを詰まらせる。 必至で飲み込み、酸素を取り入れながら翔太は問い返した 「ま、マジ・・・何、年ぶりのっ・・・返事・・・つか・・・俺いっぺんフられ・・・っ」 そいつは微笑んでまたバナナをかじる 「馬場奈保子」 其の時の笑顔を翔太はきっと一生忘れはしまい。 噴水の噴き上げる水がいい感じにそいつの後ろでキラキラ跳ね返って、
そいつは初めて会った時よりも全然、嫌ではなくて。 ああいや、そうではない。そうではなくて。
そう、とても、奇麗で。

「ご、五里翔太・・・」
俺達はもしかしたら、10年目にしてようやく、スタートラインに立ったのかもしれない。

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コメント

うわー、なんて甘酸っぱいんだ。フルーティー!

どうも、オリジナル小説を書こう!コミュから来た774と申します。初めまして。

一途な翔太がかわいいですねー。
良い恋愛小説を読ませてもらいました。
とりあえずバナナとリンゴを買って公園に行ってきます。

投稿: 774 | 2008年9月 7日 (日) 02時49分

ありがとうございます
そして本気で申し訳ないですsign03

ままままさかコメ貰えるなんて思ってませんでした(οдО;)あわわ

しかも最近までこっちのブログ見れなかったので余計ΩÅΩ;


ホントにコメありがとうございます!
お返事遅すぎて申し訳ないですorz

投稿: いち | 2008年10月20日 (月) 16時46分


何で? 何で6万も貰えたんだろ? wwww
騎 乗 位 セ ク ロ スしただけなんだけどなぁwwwwww

http://paipai.krieh.com/XXVhyOU/

投稿: へ? | 2009年5月 6日 (水) 20時38分


調子ノってGW中に毎日セクりまくったら超腰イテーwwwww
まぁおかげで一気に50万貯まったけどな(^-^)v
バイク買ってマッサージ行ったらしばらく休憩するわーw

http://ikisou.sersai.com/Af2CULe/

投稿: もう無理www | 2009年5月10日 (日) 08時08分


http://komachin.anusu.net/EFHDoTm/

言われるがままにお姉さんのお人形になったら6万もらえたー(・∀・)
イった後にお姉さんの乳首に精子トッピングしてあげたら
片乳ずつもの凄い勢いで舐めてオイシイって言ってたwwイミフwwwww

投稿: おおおっぉぉっぉおおああwww! | 2009年5月16日 (土) 23時47分


こないだ5万くれた子に今度はナプキン着用させてバイブ攻めしたんだけどさ、すぐにイっちゃって潮全開ぴゅぅーwwwwww
結局ナプキンも吸収しきれなくて溢れ出る始末(^^;
てかジワーっと溢れる瞬間のエロさは異常だから一回は見た方がいいぞwww
オレはこのプレイに完全にハマったからなwwww

http://waon.ikisugi.com/Z5aBBsY/

投稿: サイドギャザー涙目wwww | 2009年6月 1日 (月) 14時08分


週一ペースしかやってないのに20万振り込まれててぶっちゃけ手震えたww
とりま、あと4人こなしたら単純に100万だし・・・楽勝じゃん?
女の言う通りにマヌコ刺激してあげるだもんなーヽ(´ー`)ノ
俺は自分が気持ちよくないとイヤだから本番もやってるけどねwwwww

http://onarin.navi-y.net/46eUMRK/

投稿: 汁ーんwwwwww | 2009年6月21日 (日) 16時45分


> ショウさん
例の子、4 万で相 互 オ ナって約束だったけど結局合体しますたwwwwww
だって女の子が欲しい欲しいっておねだりするもんだから・・・(・∀・;)
仕方ないっすよね? ね?

でもそのかわり食事付で9 万貰いましたよ(^-^)v
ショウさんが言ってた通り激 セ レ ブでしたwwwwwwwwwww

http://ketsu.arctries.com/gdvdsbd/

投稿: はぁああわわぁあわ!!!! | 2009年9月12日 (土) 17時03分


ちょwwwwwww これ始めたの誰だよwwwwww
お ぱ い ぱ い揉んで舐める約束だったけど
結局俺のナニを欲しがって
しゃぶりまくるわ上に乗ってくるわで大変だったわ(^^;

そのかわり約束の倍報 酬ゲットしたしまーいいやw
てか気持ちよすぎだったしなwwwwwwwwww

http://paipai.f-forward.net/5wv5aph/

投稿: おぱああぁっぁあぁい!!!!!! | 2009年9月21日 (月) 17時17分


ちょwwっうぇっうぇうぇうぇwwwwwwww

なんかノリで遊んでたらその日にラ ブ ホにGOしたんだがwwwww
てか女が行きたがったみたいなwwwwww
朝までずっとチ ソ ポしゃぶってて超 ど 淫 乱なメスですた。。。

・・・おかげでちょっと皮がふやけたわwwwwwwwwwww

http://mesu.korakoracola.net/tsu1ocr/

投稿: おおおおぉぉぉぉおおお!!!! | 2009年9月27日 (日) 14時53分


普段普通のリーマンしてんだけど、月3回くらいはコレやってんだよねw
まぁお小遣い稼ぎがてらの軽いノリでやったんだけど、
一発で10マンとか余裕で貰えるから普通に給料超えてんだけど何wwwwww

もうリーマン辞めようかと真剣に考えてる(´・ω・`)
てかぶっちゃけそれがベストだよなー?wwww

http://hole.hotohototo.net/n2xz0bw/

投稿: まぁ・・・!!!!! | 2009年10月14日 (水) 05時05分


乙っす!!!!そしてあざっす!!!!!!
教えてもらった通りに適当にやりとりしてたら即日で落としましたwwwwww
一 撃 9 万 ゲトったんで、前から欲しかったグッチのグラサン買ってくるっす♪♪

http://hoge.nadamonty.net/8lqecqv/

投稿: Re: | 2009年10月18日 (日) 06時59分


前 立 腺 攻め+亀 頭 攻めヤヴァすぎるーーーー!!!!!!!!!!!!
何回イったかわかんねーし、てか潮 吹 い ち ま っ たしなんだよこれー!!!!!
ち●-こ見せるだけの約束だったけど、なんかノリでこういう事にwwwww
でもこれは・・イイ!!! 毎回やってもらう事にしたわwwwwwwww

http://kuma.chala-head.com/q6cvjme/

投稿: あぁああぁぁあぁぁぁああ!!!!!!! | 2009年10月30日 (金) 00時50分


ぴゃー!!! お口ん中にたっぷり出してキタYO!!!

http://mika.acmahsjfms.com/lnkdgvi/

ずっと口あんぐり開けて待ってるもんだから
喉の奥に思いっきり当たって女の子ゲホゲホむせてたし(^^;
てか出した後すぐにまたおねだりしてきて懲りない女だったお(^ω^)

2回目は顔 射だったけどなwww(^Д^)ギャハハ!!

投稿: 精 液ぬらあああぁぁwww | 2009年11月 1日 (日) 18時28分


んーーーぅぅうぅうううもみもみいいいいい!

会った瞬間に「おぱいぱいー!」って言いながらワシワシ乳 揉んだら
相手も思いっきりティン コしごいてきてちょーノリノリだたよお!!!

ヤ る前から3 万くれて終わってからまた5 万くれたし何この魔法www

http://mata.yescompile.com/67ewlzn/

投稿: やらねー奴バカだろ(^^; | 2009年11月 2日 (月) 01時45分


顔にべしべし俺もビシャビシャwwwwwww
http://morimori.menslip.com/3c53qe9/

あっちょwwwいきなりごめwwwwwwwwwwww
おてんてんで女の顔ベシベシ叩きつつクリ子舐め舐めしまくったんだが
感度良すぎて即吹きでビビる俺ー!!(>_<)!!ナハナハ!!
いきなり吹くもんだからおかげで俺の顔面ビッシャビシャ(^^;

うれしすぎるだろがコンニャローバーローwwwwwwwww

投稿: キッッッターァァ!!! | 2009年11月 6日 (金) 08時15分


パイパイパイパイ!!!アーーーーパイパーーイヽ( ・∀・)ノ
・・・そんまそーぬ興奮しすぎて取り乱してまつwwwwwww

http://paipai.world-wife.com/ju7izpw/

これ知ってたっけ?俺知らなくって浩二君に教えてもらったんだが
ソッコーで6万ゲトったどwww セレブの金使いすげえぇえふあ((゜д゜;))

投稿: 豊作じゃー!!!!!! | 2009年11月11日 (水) 07時13分

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